天気は私たちの生活の中に存在し、いつも影響を与えてくれます。
「今日、雨ならこれをしよう」
「明日、晴れたらここに行こう」
今を生きる私たちも、昔の人も、そして未来の人も、同じことを感じるでしょう。
有史以来、天気は人類にとって身近で生きるために大切な情報です。
私は大学卒業後、1993年の気象業務の自由化によって新しく創立された民間気象会社に、一期生として入社しました。
そこで黎明期の気象ビジネスを現場で学びながら、気象情報は、官公庁や企業の行動の判断基準として利用されていて、人々の生活に寄り添うように活用されていることを誇りに仕事をしてきました。
その後、もっとたくさんの人たちに気象情報を届けたい、そんな想いを胸に、当時急成長を遂げていたヤフーへ転職しました。
そこではプロデューサーとして、防災情報を充実させて、現在のYahoo!天気・災害の原型を作りました。
気象情報はマネタイズが難しいとされていましたが、たくさんの人たちへ質の高い情報を継続的に提供するためには安定的な収益も必要です。
インターネットメディアビジネスの多くのことを、ここで学ばせていただきました。
これまでの私の経験の集大成として、現在はtenki.jpを一般財団法人日本気象協会様と共同で事業運営しています。
近年では、世界中の気象情報に簡単にアクセスできるようになり、サイトやアプリの選択肢も増えました。
一方で、毎年のように各地で自然災害が発生しており、時として多大な人命、財産を奪うこともあります。
日本の天気予報は世界に誇る技術力を持っています。
この技術の凄さをたくさんの人に知ってもらい、もっと有効に活用してもらいたいと願っています。
私たちの強みは、お客様一人ひとりに情報を適切に届けることだと考えています。
つまり、「お客様への情報最適化」です。
たとえば、特定の気象条件が発生したときに情報の序列を組み替えて、災害時のお客様の閲覧行動の変化を解析したり、気象に連動したWEB広告をお届けして態度変容をサポートするといったことを日々考え続けています。
「未来の予定を晴れにする」という経営理念のもと、皆様の未来を応援させてください。共感していただけましたら、未来の私たちを応援していただけましたら幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
代表取締役
大学卒業後、気象会社に入社。ヤフー株式会社に転職し、プロデューサー兼ディレクターとしてYahoo!天気情報のフルリニューアルを手掛ける。退社後、株式会社ありんくの取締役COOに就任し、Web事業部を立ち上げ、2013年に同社を起業した。